メールをいただく4

やられまん プロット訂正版で
かいたプロットにたいしてまた
をいただきました!うれしい★



→Nさん


やられまんのお話、進んできましたね
いい刺激を受けつつ、
動的な動きに頭が星になりつつ見させてもらってます。
少し、もしかしてこういうことかなと思うことがあったんで、
メールしてもいいですか?


思ったのは動的なってのは、カナちゃんの周りに起こる、
アクシデントみたいなもんかなってことで。
例えばなんですけど。
話の中のクラブにカリスマ的な(笑)ちょっと有名な男がいたとします。
その男がムシャクシャしてて(彼女とゴタついたとか適当に)、
そこに、たまたまカナちゃんがいて。
普段は気にもとめられないのに、「やらせろ」的にいわれます。
カナちゃんはもう、シンデレラみたいな気分になって身をまかせる。
でも、それをよく思わない彼女とか女のとりまき(
とりまきって、あるんですかね本当に)やらがいて。
その流れで、ラストになぶられてしまう。
(これ動的ですかね?とりあえず、だとしていっちゃいます)
動的なのは、周りの人間の動きからくるかなと思ったんです。
それぞれが色んなことを思いながら動くのが、動的な流れになるかなって。
あと勝手になんだけど、カナちゃんが傷つくのは何かなと思って、
フツーに便器扱いされるより、
持ち上げられて落とされる方がわかっていても、
辛いかなと考えてみました。
どんな感じでしょうツッコミまってます。



→私の返事


どうもありがとうございます!
では、私も本気で。

  • あと勝手になんだけど、カナちゃんが傷つくのは何かなと思って、
  • フツーに便器扱いされるより、
  • 持ち上げられて落とされる方がわかっていても、
  • 辛いかなと考えてみました。


確かにカナちゃんは表面上は便器扱いされても
傷ついてないと思います。
でも、それは本人が気が付いてないだけであって、
無意識下では相当傷ついているのではないかと考えています。
本心では自分を便器としてしか見ない男たちに相当な憤り
を感じている。
でも、それを認めてしまうといい男とセックスをするという
甘美な時間を失うことを意味しますし、
それはイコールひとりぼっちかカスオと付き合わなくてはならない
という選択をせまられる。
それはカナは絶対に避けたい。
となると、いい男とセックスできるポジションを
失いたくない。
すると、カナはいい男に便器扱いされたことで
自分が傷ついていることを認識するわけにはいかないのです。
認識してしまったら、自分の悲惨な状況に耐えていきていく
ことができないから。

でも、Nさんのいうとおり
確かに愛されても、いつ捨てられるかわからないから怖い。
というのはそうだなと思いました。
(持ち上げられて落とされるってそういう意味ですよね?)
ただその場合はカナが好きになった人で、その人も
カナを好きになってくれた両想いの場合にのみそういう葛藤は生まれる気がします。
カスオの場合は、カナはカスオのことを人間としてはすきだし、
カスオにはずっと自分を好きでいてほしいという気持ちがあるのですが
男としては愛してはいないのでそういう恐怖感は少ないと思います。
あっても、この人とは付き合いたくないけど、
この人以外に自分を愛してくれる人が今後いなかったら
将来どうしよう!というなんつーかめちゃ自分勝手な恐怖な感じがします



  • 動的なのは、周りの人間の動きからくるかなと思ったんです。


動的なのは悩んでいるのでリアクションうれしかったです。
動的な動きというのが=周りの人間の動きかはちょっと
まだわからないのですが、
カナちゃんのことばかり考えていて他の人との関わりをないがしろに
していました。
実は、次の箱書きでやるのですが、
山本おさむ著「マンガの創り方」にこんなことが書いてありました。
話をつくるには本流と支流があって
本流は主人公と適役(相手役)が絡む流れ
支流は主人公以外の人物が起こす流れ
でこの二つが最終的に合流していくのが
ストーリーだと。
まさにNさんが教えてくれたことなのでは!?と
おもってしまいました。
周りの人間の動きも、ストーリー作りの
大事な要素なんですね。



  • 話の中のクラブにカリスマ的な(笑)ちょっと有名な男がいたとします。
  • その男がムシャクシャしてて(彼女とゴタついたとか適当に)、
  • そこに、たまたまカナちゃんがいて。
  • 普段は気にもとめられないのに、「やらせろ」的にいわれます。
  • カナちゃんはもう、シンデレラみたいな気分になって身をまかせる。

これ、まさにカナちゃんだ!
ぜったいカナちゃんは喜んでセックスする気する。
じつは今悩んでいることがあって、
カナを便器あつかいする男たちの設定です。
男たちはまあカリスマ的(笑)っぽいかんじのキャラに
しようと思っているのですが、
その男たちのルックスを
「本当にかっこいい人」にするのか
「カッコよくみえるだけで本当はあんまりかっこよくない人」にするのか

迷い中です。
わかりやすいのは前者ですが、
この物語の主題は多分
「間違っているとわかっていてもやめることができない」
なので
カナの間違っている価値観を強調するには
後者のほうが響くのかもしれません。


というわけでNさんがメールでいろいろ考えてくださったおかげで、
考えがすごく深まりました。

とりあえず明日か明後日には、やられまんの箱書きをアップしようとおもいます