やられまん 箱書き
「マンガの創り方」マンガをかく11
とりあえずまず書いてみました。
本をみながら直すのは次回。
『起』
子供時代→
回想シーン。
母親がいるらしき方向に目を向け、(後姿)
「私を愛してくれるひとなんてどこにもいない」
とつぶやく子供のカナ(主人公)
現在・夜の街(どこかのクラブかライブ)
きらびやかな格好をした若者たちが集まる場所
一人だけ地味な男の子(=カスオ)がいる。
カスオはこの場で浮いているのがいやで、
トイレに逃げ込む
男子トイレ→
トイレが一つしかないので順番をまつカスオ
なかなか順番がこない。
トイレが開くと、怖い感じの男(男子A)と
女の子(カナ)が出てきた。
この場には似合わないような
地味めな恰好をした柔らかい感じの女の子だった。
服と髪がが乱れている。
カナはカスオに会釈をして、
「置いてかないでよ」
と男子Aを追いかけていく。
夜の街(どこかのクラブかライブ会場)→
男子Aをおいかけるカナ
だが、人ごみの中にまみれて見つからない。
やっと男子Aを見つけるとその男は本命の女
を口説いていた。
立ち尽くすカナ。
「ひどいね、あれ」
とカナの知り合いの女子Aがカナに近寄る
カナは
「やっぱり私のことなんか誰も愛してくれないんだ!」
と大泣きする。
そこにカスオが現れ、ティッシュを渡す。
知り合いの女の子はいう。
「良かったじゃん、愛してくれる人があらわれて」
カナはカスオを抱きしめる。
『承』
どこかの商店街→
カスオとデートするカナ
初めて彼氏ができた。
初めて男の人と手をつないだ。
周りを歩いているカップルと自分も同じなんだ。
笑顔いっぱいで歩くカナ
これでもう幸せだ
でも幸せなはずなのに
周りの自分たちを見る目がなんか変。
なんだか自分を馬鹿にしているように見える。
どうやらカスオのことをくすくす笑っているらしい。
カナは自分を馬鹿にされたと感じた。
そんなときに男子Aが現れる。
「海に遊びに行かない?」とカナを誘う
カナは周りに自分を否定されるのがいやで、
男子Aの彼女つらしてついていく。
周りの人が悔しそうに見ている。
車の中→
海に向かう途中なにやら電話をしている男子A
気分が有頂天になっているカナはそれに気がつかない
気がつくと、車のなかはカナと数人の男の人だけだ。
カナは男たちに輪姦される。
真夜中の海辺→
真っ裸で海辺にほおり投げられるカナ
押し寄せてくる波が冷たい
「ああ、これはカスオにひどいことをした自分への罪だ」
カスオから電話がかかってくる
「今どこにいるの?」
車の中→
さっきまでカナを輪姦していた男たちが
「いくら男子Aが本命の彼女にふられた腹いせでも
ちょっとあれはかわいそうなんじゃないか」
と後悔している
「あいつはかわいそうじゃない!」
男子Aは口を挟む
「あいつはずっと笑っていたんだよ。
俺らがまわしている最中ずっと、、、。」
『転』
早朝の海辺→
カスオがカナのところに来る。
「大丈夫?」
カスオはカナに自分の服を着せる。
夜が明けはじめカナの体を朝日が包み込む
「ああ、愛されるってこんなに温かいものなんだ。」
とカナは思う
「なんかあったかい飲み物買ってくるから!」
とカスオは走っていく。
「うん!待ってる」
とカナは言いかけようとするが、
完全に夜が明け強い光が視界を遮り
カスオのいる方向が見えない。
強い光におもわず目を背けるカナ
「まぶしい、、私にはまぶしすぎる」
朝の海辺→
カスオがホットドリンクを持って
帰ってくると、そこに カナの姿はなかった。
『結』
夜の街(どこかのクラブかライブ会場)→
トイレから「待ってよ〜」と
男子Aとカナが出てくる。
男子Aはまた本命の彼女のところへ行く
「ひどいね〜あれ
もっと別の人と付き合ったほうがいいよ
カスオと別れるなんてもったいないよ」
と女子Aがいう。
「でもこれが私だから」
と苦笑いする。
こんな感じです。
私のなかでやられまんってボーダーの人とかが
なりやすいんじゃないかと思っていて、
知り合いの方にボーダーについて聞いてみたら、
子供時代に虐待された人が多いと聞いたので、
出だしのシーンは母親を恋しそうに眺めているシーン
にしました。
最初はからだとかあざだらけにして、虐待とわかりやすい
描写にしようと思ったんですけど、それだとわかりやすい虐待
しか表せないので、体は無傷にしてみえない虐待も
表現しました。
あと、出だしはカスオの描写がおおいというかカスオ視点というか
カナに感情移入しにくい感じになっているので
ちょっとやりなおさなければと考えています。
あいかわらず、もりあがりにかけるし。
ただうれしかったことは
前回「メールをいただく4」でもらった
Nさんの周りのひとのことも考えるという
アドバイスがかなりやくに立った気がします。
男子AのエピソードはNさんのおかげで思いつきました。
これからも主人公以外のひとの動きも頭に入れてみようと考えています。