過去を振り返るのは後ろ向き?

いろんな人とあってると、カウンセリングが全然きかないという話を聞く。
その人たちがそう思ったならそれはウソではないと思う。
ただ私の場合はカウンセリングは結構役立っている。
必要ない意味ないと思っている人の話を聞いてると、
どうやらカウンセリングがきかない?人は

1カウンセリングをする必要がない人
2カウンセリングに多くを求めすぎている人
 
なんじゃないかと思った。
多分効かない人のほとんどは1じゃないかと思う。
ちなみに私は元2である。(だから効くまで2年かかった)
私の場合、カウンセリングで仕事も恋愛も解決してほしいと望んでしまった。
カウンセリングをすれば、
何となく先生達に「あなたは悪くないよ」「君はいい子だよ」と洗脳されて、
仕事やら恋やら、人間関係もすべて解決しようってものだと無意識に思っていた。
でも実際はそういう訳ではなかった。

(自分のカウンセラーしかわからないが)
カウンセラーは私の言い分を強く否定もしないが、
必ずしも肯定もしない。
ただ口を挟まず黙っているだけ。
とにかく私の愚痴や話を聞いてくれる。
そうすると、不思議と自分の考えに整理がつくのだ。
(あと近くにカウンセラー以外にそういうことを話す人が居れば、
必要ないと思う)
たとえば、私は以前は過去のことをぐちぐち言うのはいけないことだと思ってた。
大切なのは未来で、今何をやるのかが1番大切なんだと思ってた。
確かにそれができるなら、それが1番だ。
でも、それができないときはどうしてもある。
過去に起こったことがもやもやして、
次へ進めないのだ。
そんな自分がいたことにカウンセリングをしているとふと気がつく。
例えば、いじめ経験があって、「あの時自分がいじめられたのは自分もせいじゃない!!」
と何度も必死で愚痴る自分に気がつくとする。
なんでそんなことを自分は言い続けてしまうのかと分析すると
「あの時自分がいじめられたのは自分もせいじゃない!!」
→本当は自分のせいでいじめられたのではないかと不安だ。
ということになる。
そこがいまの自分の自己肯定感の低さにつながっていたりする。
そこまで、自己で分析ができればつぎはスムーズに進む。
自分のいじめ体験を整理して、
本当に自分は悪いのかを整理していけば良い。
ただ、本当に自分が原因でいじめられた場合、
それに気がつくのに時間がかかる。
やっぱり悪い自分と向き合うのは怖いから。
でも、もしいじめられた原因が自分だと思っても、
そこで「やっぱりいじめられた原因は自分だった」
で終わらないで、なんでいじめたのかまで考えていく。
そうすれば、「自分はもともと駄目だからいじめの原因もつくった」
でなく「いじめの原因をつくったのは自分で反省すべきけど、
それは自分が先天的に悪い人間だからなんではなく、理由はあった」
と考えられる。
そして、その理由を分析すれば、
今後のイジメを予防できるかもしれないし、
いじめられても、今度は冷静でいられるかもしれない。
そうやって未来に繋がっていく。
私にとってカウンセリングはそんな感じ。
自分の気持ちの整理に協力してもらってる。
過去を振り返らなくてもうまくいく人なら
それはそれで良いと思う。
むしろ私もいつかそうなりたい!
でも、過去を振り返ることは
けして後ろ向きじゃないと思う。
少なくとも、
過去は現在、未来とつながっているのだから

(ちなみに民間は額が高いので
私は民間のカウンセリングでないとこで受けています。
金がないので、)

あと、オールニートの投稿のムラタさんの
「引きこもりから気がついたこと」っていう文章
共感できるところがあって面白かったので
興味があるかたはぜひオールニートのHPで見て下さい。