『マンガの創り方』でマンガをかく6

『プロットを立てる』山本おさむ著マンガの創り方より

プロットっていうのはなんだろ、、、。
物語の粗筋のようなものかな。
詳しく知りたい人は
http://ja.wikipedia.org/wiki/プロット_(物語)で調べて下さい。

とりあえず今回は漫画のストーリーを考えていきます。

ストーリーをつくるにはまず


  1. 状況
  2. 登場人物
  3. 事件
  4. 結末

の4つをきめよう。




それがきまったら、
内的な動き、外的な動きをいれてストーリーを考えてみよう。




外的な動きとは→人物が走ったり喧嘩したり、乗っている車が事故を
        起こしたり爆発したりと言ったようなことです。
        例えば「若い男が乗っている車がスピードで走っていて、
        ガードレールに激突して死んでしまった」みたいな

内的な動きとは→登場人物たちの心理や感情、考え方などもストーリー
        が進むにつれて動いていく訳です。喜怒哀楽と
        よく言いますが、登場人物もいつも平常心のままで
        ストーリーがすすんだのではまったく面白くならないので
        怒ったり笑ったり悲しんだりと、心に動きが出るように
        プロットを考えていかなければなりません。
        例「死んだ男の携帯メールに恋人の別れの言葉が記されていた」





そのほかプロットには以下の4つのポイントがある。



  1. 対立


 
 どうすれば人物たちが動き、ストーリーがつくれるかというと、
 どのドラマでもそうですが、
 まず『対立』をつくる事です。対立のないところにドラマは生まれません。
 利害の対立であったり、好き嫌いのの対立であったり、思想的な対立であったり
 するわけです。
 サラリーマンの場合だったら、上司を部下といった立場の対立と
 ありとあらゆるところに対立がありますから、ストーリーの中で、
 やはり対立は作らなければいけません。



  1. テーマとアンチテーゼ

 例えばお医者さんを主人公にして、昔からよく言う『医は仁術なり』
 というようなヒューマニズムや、人助けを作品の中で主張したいのであれば、
 これがテーゼという事になります。けれどもあるテーゼを持ち出してきて、
 そのテーゼがストーリーのン佳でみんなに認められ、最後もそのテーゼを
 高らかに謳い上げて‥では全く面白くありません。
 それではプロパガンダか選挙の公約と同じになってしまうだけです。
 ですからテーゼを出したい、主張したいときは、そのテーゼに必ず
 アンチテーゼをぶつけなければなりません。
 『医は仁術なり』というテーゼに対しては、結局病院がなければ
 医療はできないし、病院には経営があるのだかkら、そういう視点
 から見ると医学、医術というのも所詮は金儲けを目的にしているんだよ
 といったアンチテーゼをぶつける。
 そうすると、そこで主人公の苦しみが始まり、色々な事件を経た結果、
 やはり『医学は仁術』なんだと、またテーゼににもどっていく。
 アンチテーゼをぶつけたことで、最初のテーゼが1回ひっくり返されることに
 よって、より深まる訳です。


 

  1. 因果

 因果というのは原因と結果ということですが、例えば朝、学校にいくときに、
 お腹はペコペコだけれども遅刻しそうだから、テーブルにおいてあった
 食べ物をパパパッとつまみ食いしてはしって出てきた。
 そうしたら、その日、学校でマラソン大会があって走っていたら、
 その食べてきたものがどうも古くて腐った悪いものだったらしくて、
 マラソンの最中に下痢を催してきちゃった。そういう原因と結果が、要するに因果です。
 こういうことはエピソードを紡いで、ドラマを作っていくときに、
 意識しておいた方がいいでしょう。


  1. 危機


 
 人物(特に主人公)を危機的な状況にたたせるということです。
 崖から落ちそうだ、殺人鬼に追われている、不良にからまれるなど
 といった危機的状況は、ドラマのあらゆる場面で必要な要素となります。



以上題材によっては色々と劇的な場面を発生させる要素は
他にあるかもしれませんが、人物を動かしながらプロットを
転がしていくときの要素は基本的にこの4つですが、
1番重要なのは対立を動かすことだと思います。



最後に
私(著者)がプロットを作るときのやり方は、
最初から文章としてのプロットを作ろうとしないで、
思いついたことを箇条書きにしています。
箇条書き形式で思いついたことをとにかく
『出だし』『展開』『クライマックス』『結末』
と、それぞれについて思いつくままにいっぱい書いていく。
そうするとその中から自ずとプロットが見えてくるので、
その選択、あるいは組み合わせをして、
自然なプロットが見えてくるまで色々と考えてみる。
そういうことが望ましいです。

プロットらしいものができたら箇条書きのプロットでいいと思いますが、
一応点検をする意味で起承転結の各パートそれぞれにちゃんと読者が
「あっ」と思うようなアイディアが出ているか、
人物が立ち止まらないで動き回っているか、
そして人物の内面が変化しているかをチェックしてみましょう。
OKであれば次の構成・箱書きをしていると、
ああプロットのときに間違っていたなと気づくことも
多々ありますから、その場合はまたもどって
直せばいいのです。


ふう、なんか本の内容をまとめるだけで疲れてしまった。
具体的に自分の作品の反映させるのはまた後日

マンガの創り方―誰も教えなかったプロのストーリーづくり

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