女のオナニー

ちっちゃい頃オナニーをしていた。
たぶん3歳くらいから。
そんな自分がとてもイヤしい存在に感じてずっと封印していた。
まだ向き合いたくないからなのか、
詳しいことは覚えてないけど、
とにかくやる一人ぼっちで不眠症だった3歳の私は
ベッドの中で眠れず何もやることがなかった。
だからいろんなことを妄想した。
これも向き合いたくないからなのか詳しいことは覚えていないが
シンデレラっぽいストーリーだったと思う。
とにかくかわいそうな女の子が王子様みたいなものに出会って愛される。
でも大体結末は違う人と王子様が結ばれて、
かわいそうな女の子は一人ぼっちで不幸になって死ぬ。
そんなストーリーを妄想しながら、多分オナニーしたきがする。
オナニー妄想は進化?していった。
女の子を村人にぶん殴らせたり、頭を坊主にさせたり、
腐ったものしか与えなかったり、黒い服しか着せなかったり、
おっぱいを切り取らせたり、子宮を取らせたり、
とにかく悲惨であればある程もりあがった。
王子様は女の子が悲惨な目にあえばあうほど、
女の子を見捨てたことを後悔してくれる。
女の子のために泣いてくれる。
それがとてもうれしかった。
現実世界をちゃんと生きなかったせいかオナニー妄想は実生活にも侵食してきた。
暇があると1日中私は少女をどう拷問するかどうか考えていた。
ボーとするようになって、人の話をきかなくなった。
外を歩いてるときでも妄想で独り言をしゃべるようになった。
とにかく妄想し続けないと不安だった。

そんな自分が今でも吐き気がするほど気持ち悪い。
ずっと向き合わないようにしてきた。
そんな自分は軽蔑されるに違いない。
でも、ある本に
「幼少期に精神が不安定だとオナニーをすることがある」
と書かれていて、少し安心した。
自分は「精神が不安定であったから」オナニーをしたのだとそう思いたい。


ちなみに現在はなぜかしていない。
我慢しているというよりは、ただ単に欲求がない。
昔より居場所ができたのと、
オナニー妄想の場を3年かけて頭の中からマンガの中に移動させたからだと思う。